Champagne Louis Roederer: 剪定体験&Vins Clairs試飲
3月のシャンパーニュ訪問。
この時期に来たのは、剪定のお勉強のためで、ルイ・ロデレールのVineyard ManagerのJohann Merleさんに教えていただきました。
ブドウの木の構造、樹液の流れ、グラフティングなどをPC画面で説明してもらってから、畑で実践。Taille ChablisのシャルドネとCordon de Royatのピノノワール、両方とも体験しました。複雑で難しかったですが、いかに剪定が大事であるか、失敗するとその先何年にも渡り影響を与えるという重要な作業であることを実感しました。
そして、醸造長と一緒に、2017年のベースワイン(vins clairs)とBrut Premierのブレンドの試飲。ロデレールが持つ240haの畑のうち、約45ha相当の、プロット(畑の区画)ごとに醸造した、シャルドネとピノのベースワインを24種類。Ay、Cumières、Avize、Cramant、Verzenayなど、グランクリュ村とプルミエクリュ村の畑で、比較しやすいように、3ワインずつ8フライト。秋に収穫をお手伝いした畑のワインも試飲して、ちょっと嬉しかったです😄
シャンパーニュは、単一畑のキュヴェも増えていますが、大部分は基本的にブレンドで作るので、それぞれの畑や村の個性を知るには、ベースワインの試飲がとても勉強になります。
シャンパーニュの2017ヴィンテージについては、シャンパーニュ在住のジャーナリスト・Carolineによるこの記事に詳しく書かれています。
難しい年でしたが、ロデレールでは、全自社畑をオーガニック栽培することに成功したそう。(正確にはオーガニック114ha、ビオディナミ126ha)
若いブドウの木の畑は、優しく耕すようにトラクターではなく馬を使っているとのこと。